取りあえず近くのインターに向かう。

が、

今まで高速道路なんて使ったことがないからどの道をを行けばそこに辿りつくかがわからない。

所詮、仕事で走るとはいっても近くだし高速道路を使わないと行けないような遠くの仕事はない。

もちろん私の車に流行りのカーナビなんてのも搭載されているわけがない。


仕方がないのでボロいマッ○ルのマップを片手に雨の中を進む。

前が見難いのに片手だから益々もって危ない運転。



この信号を曲がれば・・・・・




あった!

あれが目指す○○インターだ!


よし!このまま進んでペロンと出てくる
カードを取ればいいんだな。

もうこの時は普段、手に汗などかかない私の手のひらは汗ばんでいたに違いない。

すごい緊張感の中カードを手にする。



おーーー!なんか記念にもって帰りたい気分だ!



思わずしっかり握り締めてしまった。


もし、今日事件があって、警察が調査するようなことがあれば


このカードには私の5本分の指紋がしっかりと浮き上がるにちがいない。
(私って犯罪者か・・・)



とにかくカードは手に入れた。



これで目の前に広がる道路は私のものだ!(おいおい!)




生まれて初めて走る東名高速


なんだ!思ったより空いてるじゃん!(ラッキー!)

上映時間迄まだ1時間ある。これならゆっくり行っても大丈夫だ。

安心した私はゆっくり左側の走行車線を走ることにした。


やっぱ高速初心者だし、事故があって
に逢えなくてもつまらないしね。

安全運転を心がけた。






と、あるパーキングエリアから車が合流をはかってきた。

フフ、それくらいなら大丈夫さ!さぁ、どうぞ!どうぞ!とばかり

スムーズに相手が入れるよう運転をする。(上手いじゃん自分)





前に入って来たのはどこかのお偉い方を乗せていらっしゃるような厳かな走り。

う〜ん、私、初心者だけどもちょっと早く走りたいんですけど。(^_^;)

なんとかなりませんかねぇ。前を走る
おぢちゃん!


良く見れば車は
センチュリー



ナンバーは・・・・・・・




『京』

?????


一瞬、頭が真っ白になった。

そんな地名あったっけ?



「!」


京都だ!(気が付くの遅いって)

なるほどそんなナンバーの車だ

相当長いこと上手に手入れして乗っておられるのだろう。




だけどね



ココは高速道路なんだ。





いくら初心者の私でも怒るよ!




頼むから、

60km/hで運転しないでくれ〜〜〜〜〜(-_-;)


このままじゃ上映時間に間に合わないよ。


ねぇ、おぢちゃん、

抜きたくても初心者の私にゃ、

追い越し車線に入る技がないからこっち走ってるんだよ。




頼むから・・・・・お願いだよー。退いてくれ〜!(-_-;)





暫く我慢したが

スピードは時折70km/hくらいになるものの一向に高速道路らしいスピードにはならない。








時間はどんどん過ぎて行く。


こんなに決死の覚悟で家を出てきたのに

に会えずに帰らなきゃならなかったらどうしてくれよう。



その時、右の追い越し車線が一台も車が走ってない状態になった!!!!!




もう、今しかない!




高速道路で初めての車線変更だ!!!


へへ、私にだってちゃんとできるじゃん〜〜。やったね。(^^)/

これで『京』ナンバーのおぢちゃんに拘束されて遅れた時間を取り戻さないと間に合わない。

私は、ひたすらスピードを上げた。


気持ちいい!


ここ数分のイライラが風で流れていくようだ。

やっぱ高速道路は高速で走りるのがいいね〜〜♪






浸っていたら、前方の車に追いついてしまった。



お!見ればそろそろ降りるはずのインターだ。



もう大丈夫!上映時間にも間に合いそうだ。(ルンルン)





だがまだ安心はしていられなかった。

私はまだ追い越し車線にいる。


もう一度車線変更をしないとインターを降りれない。煤i ̄□ ̄;







入れそうなとこがない。(T_T)




どうしよう・・・・・・・




2kmで目的のインターだ。



流石にもう考えている時間はない。


とにかく今日はに逢う為に来たのだから







仕方がない


恥ずかしいけど







左のウインカーを出し続けるしかない。

きっと優しいトラックのお兄様が促してくれる。

信じればきっと大丈夫。




きっと!










おぉ!やはり優しいお兄様登場だ!


パッシングしてくれるなんて憎いよ(はあと)


ありがとう〜☆







そんな気持ちが相手に届いたかどうか定かではないが

なんとか車線変更をし、無事にインターを降りる事ができた。

(後チョットで私はに逢えなくなるトコだった。)






さぁ料金所のおぢちゃんに気持ち良くカードと料金を払う


今日は大冒険しっちゃったよ。


もう私はヘロヘロさ〜。






でもここまでくればもう大丈夫!

映画館はすぐそこだ。






車を駐車場にいれて館内にはいればそこにはDが待っている。

D!今行くわ〜〜♪













「1000円です」


えっ?安いじゃん。どうして??


疑問が浮かんだものの時間もなかったので急いでチケットを購入して席につく


もうすぐ時間だ!





だが入っているのは私を含めて

3人









なかなか上映館がないわけだ。

これじゃ、採算とれないもん。(-_-;)



すでに大冒険(高速道路)を体験して、に逢う前に疲れ果てている私の脳裏に





こんなにお客が少ないのは







やっぱり今回も・・・・・










前回OVAが頭に浮かぶヽ(´_`)ノ



もうどうせなら寝てしまおうと思った時











そこには












絶世の美貌を持つ

青年ハンターが目の前に立っていた。
























来て良かった。

















<エピローグ>



最後おもわず涙を流してしまったほど感動した。

小説の話とは少し違うけれどとっても良かったよ〜。

チャンスがあったらまた見たい!

DVDがでたらこれは絶対買いだ!!!


ホントに良い作品でした。(出来は観た人だけのひみちゅ!)



















感動と
のパンフを胸に抱きしめて駐車場に戻った時、

再び高速道路を走らないと

家に帰りつかないという現実
に愕然となってしまった。




5月7日 冒険はまだまだ続く・・・・・・。


〜おわり〜



映画の話を書くはずが、こんなになってしまいました。(^_^;)


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