D−蒼白き堕天使1
旅のあいだは吸血を禁じるとの条件つきで、クラウハウゼンの村へ送ってほしいという”バラージュ男爵”の護衛依頼を、Dは承諾した。
青いマントをまとったその美しい貴族は西部辺境統制官である父を弑する度に出るのだ。

貴族と貴族を狩るハンター、本来なら到底あり得ぬ奇怪な組み合わせの一行は、間違いなく選りすぐりの刺客たちが待ち受ける危険な街道へと、歩を踏み出した。
ソノラマ文庫より


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D−蒼白き堕天使2
さらわれた”ヒュウ”を敵の手から奪い返せぬまま先を急ぐDの一行に、新たなるヴラドの刺客が襲いかかった。
触れたものをすべてを液化する黒い水を操る”闇将軍”である。

指揮官ガリルが仕掛ける執拗な攻撃を凌ぐうちに、メイと女貴族”ミスカ”との間に奇妙な連帯感が芽生え、Dとバラージュ男爵の連携も力強さを増す。だが、後を絶たぬ刺客の波状攻撃の前にクラウハウゼンの村は遠い・・・・・・。
ソノラマ文庫より


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D−蒼白き堕天使3
ついに一行はクラウハウゼンの村に入った。Dは男爵を守り抜き、契約は果たされたのだ。Dと別れた男爵は、最後のそして最大の仕事をやり遂げるべく、己れの呪われた過去が秘められた父ヴラドの居城へと向かった。

だがそこには、奇怪な老科学者”カリオール”に率いられた三人の刺客が待ち受けている。ヴラドの魔手は同じにDにも伸び、辺境の村で凄惨な戦いがはじまろうとしていた。
ソノラマ文庫より


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D−蒼白き堕天使
苛烈な父と子の相剋のドラマは、老学者”カリオール”、娼館の主”ラグーン”の思惑もからんで、混迷の度を増していた。緒戦に完敗したバラーシュ男爵は、父を斃すためにミスカの体内の”破壊者”を我が身に呼び込もう決意し、Dの力に脅えたヴラドは、”山の民”に守られた山城に居を移そうとする。

そして数次の戦いを経て、刺客たちがすべて死に絶えたとき、悲劇の最後の幕が上がった。
ソノラマ文庫より


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